5月例会 むらやま喰ヱスト 

後援:村山市/村山市教育委員会 

協力:轄送ァファーム 山形ガールズ農場

当委員会の第二回目となる事業は「むらやま喰ヱスト」と題し、市内の小学4〜6年生とともに農業体験を行いました。


みんなで楽しく農業体験をし、身近にある土に触れ親しんでみよう、というのが事業の狙いです。内容としては午前中にロールプレイング的な要素を交えたレクリェーションを行い、午後からは実際に農地に出向いて野菜苗を植える、というものです。

会場は午前中が農村伝承の家(河島山周辺)、午後から市内大槙の畑地をお借りして行われました。

開催前日の午後から会場の準備や清掃、危険箇所等のチェックを行い、当日は早朝からテントの設営等を行いました。受付開始前から参加児童たちが続々と集まりみんなの期待感がひしひしと感じられました。参加者は市内の各小学校から三十二名。5〜6名の班を6班作り、他校の生徒たちと仲良くなれるようにしました。各班でメンバーの自己紹介のあと、みんなでチーム名を決め、それぞれのニックネームをネームプレートに記入してゲームスタート!と思いきや、山形ガールズ農場のメンバー扮する魔女が登場。野菜に関する○×クイズにメンバー全員が正解しないと出発できません。たくさんの難問を用意したつもりでしたが意外と正解率が高く、簡単に?クリアされてしまい魔女もたじたじでした。

出発したチームははじめに「地図屋」に向かいます。そこで地図屋から指令を受け、各ポイントに用意された射的やマッチ棒クイズ、ボールを投げて空き缶を倒すゲームなどに挑戦し、無事クリアできたら何かの種が入った秘密のカプセルを手にできます。ポイントは河島山の散策コース上に6カ所設けられ、青年会議所メンバーが各々仮装して待機。謎の占い師や魔王、パンダの着ぐるみや股旅風の衣装など、ユーモラスな扮装で児童たちを待ち受けました。

各コースを設定するにあたり、一時間ほどでどの班もゴールできるようにしたつもりでしたが、児童たちは思ったよりも元気で足も速く、短時間で河島山を2周3周してゴールしたのには驚かされました。

そして全チームがゴールした後には伝承館の休憩棟で昼食です。今回の農業指導をしてくださった山形ガールズ農場の「漢方ミスト米」と豚汁・漬物で素朴ながらも美味しい食事をいただきました。

午後からは大槙の畑にバスで移動し、農業体験です。午前中のゲームで手にしたアイテムも使用して魔女が用意した謎の苗や里芋を班ごとに定植します。魔女から作業説明があると、児童たちは熱心に聞き入り、一生懸命定植作業を行いました。

今回のような本格的な農業体験は初めて、という児童が多く(メンバーやボランティアの高校生たちもでしたが)初めてのマルチングや道具を使って一定間隔に植え付ける作業には感嘆の声もあがっていました。「謎の苗」は山形ガールズ農場が準備してくれたナス、カボチャ、ズッキーニなどでしたが、どれもちょっと変わった品種(細長く成長するヒモナスなど)です。次回に設定された収穫の時まで何ができるかわからない、ちょっとしたお楽しみになりました。

すべての作業が終了し、伝承館休憩棟に戻って感想文を記入しました。どの児童も共通して午前中のアトラクションが楽しかったこと、ボランティアのお姉さんや班のメンバーと仲良くなれたこと、農業体験が楽しかったことを書いてくれました。

数名の児童と高校生、メンバーから感想発表をしてもらい、解散後に出口でミニトマトの苗をお土産にもらって事業は終了。今回のような事業は初めての試みでしたが、みんなで土と触れ合い、新しい友達作りもでき、参加児童と楯高生のボランティア、山形ガールズ農場スタッフと私たち青年会議所メンバーが団結して一つになれた、とても素晴らしい事業でした。

inserted by FC2 system